◆全国高校バスケットボール選手権道予選最終日▽男子決勝リーグ 駒大苫小牧95―48東海大札幌(3日、リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館)
決勝リーグが行われた。男子は、今夏の全国高校総体16強の駒大苫小牧が東海大札幌との全勝対決を制し、初の連覇を達成した。男女ともに優勝、準優勝校がウインターカップ(12月23~29日、東京体育館など)に出場する。以下が男子の順位 【男子】1位・駒大苫小牧 2位・東海大札幌 3位・北海道栄 4位・旭川龍谷
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駒大苫小牧が格の違いを見せつけた。全勝対決となった東海大札幌戦は、203センチの留学生オラヨリ・マーベラス・オルワトヨシ(2年)を中心に猛攻を仕掛け、47点差をつけて大勝。昨秋新人戦、6月全国高校総体道予選との3冠を達成し、田島範人監督は「この代は完全優勝を目指していた。ほっとはできないけど、良かった」と胸をなで下ろした。
昨年のウインターカップは初戦敗退。「(大舞台の)雰囲気に慣れてほしい。名前負けしないように」(田島監督)と、何度も道外遠征を重ねて強豪校との実戦を積んできた。同大会優勝の福岡第一、全国上位常連の開志国際(新潟)、仙台大明成など全国屈指の名門との“出稽古”を敢行。環境や相手に左右されない勝負強さを磨き、今大会は「道内敵なし」と言わんばかりに他を圧倒した。
創部初の大会2連覇と道内3冠を成し遂げ、次に待ち受けるのは全国の強敵。阿部日向大主将(3年)は「(8強からの)メインコートに立ちたい」と目標を掲げた。