静岡・沼津市出身の俳優・磯村勇斗が企画・プロデュースを務めた「しずおか映画祭」が4日、故郷の沼津市民文化センターで始まった。
オープニングに登場した磯村は「ちょうど昨年、沼津市で100周年の時に舞台に立ちまして、そこで『次やるなら映画祭をやりたい』ですと言ってから1年。こんなに早く自分の夢がかなうと思っていなかったのですごく感慨深いです」とあいさつ。観客や協賛企業への感謝を伝えるとともに「本日は楽しいキネマの一日をお過ごしください」と呼びかけた。
沼津市長の頼重秀一氏も来場し「たった1年でこのことを実現してしまった、まさにその企画力とネットワークのすばらしさに感服しています」と、磯村の地元愛と行動力に脱帽。沼津のおすすめのスポットを尋ねられた磯村は「香貫山の展望台から見る景色がすごく好き。沼津の漁港や海岸を散歩するのもいいかなと思います」と紹介した。
沼津は映画のロケ地としても知られており、磯村は映画を通じて故郷をさらに盛り上げていくつもりだ。「映画のあるところに人は集まると思っている。昔は沼津市にもたくさん映画館があったってお聞きしてたので、この『しずおか映画祭』も皆さんと一緒に大きくしていって、そして県外からも人がたくさん来て街もにぎわって、映画もにぎわう、そんな未来を一緒に作っていきたいなと思っています」と意欲をみせた。