昨年12月にステージ4のすい臓がんであることを公表した経済アナリスト・森永卓郎さんが4日、東京・港区の増上寺内に設けられた文化放送「浜松町ハーベストフェスタ~浜祭~」内で行われた「大竹まことゴールデンラジオ」の公開生放送に出演した。審査員として、俳優の伊東四朗も出演した。
恒例となっているフリーアナウンサー・吉田照美と、タレント・大竹まこととの「大竹VS照美 チーム対抗戦」を行った。今年は歌唱勝負で、森永さんは「私は本気です。本気の森永卓郎です。私、大みそかのスケジュールは空けておりますので」と笑顔。高橋真梨子の「ごめんね…」を熱唱した。拍手喝采の中、森永さんは「行くぞ、紅白!」と宣言。最後には「来年の浜祭まで生きてやる!」と拳を突き上げた。
熱唱を見守った大竹は「出たしで止めようと思ったけど、止めなくてよかった。哀れな感じがしたけど、良かった。お子さんとお孫さんが来ているようで。これがラストステージです」と毒舌を交えて拍手を送った。伊東は「森永さんのやる気には呆れた。恥を知らない」と笑わせながら「立派な心意気」と褒めちぎった。
公開生放送後、取材に応じた森永さんは「来年は、私が死ぬか、伊東四朗さんが死ぬかが注目ですね。私の病気は大丈夫と思っていたら、急に死んでしまうので。まず私は来週のラジオまでは生きていたいと思います」とブラックジョークを飛ばしていた。