俳優の香取慎吾(47)が、来年1月期のフジテレビ系連続ドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(木曜・後10時)に主演することが4日、分かった。香取が同局の連続ドラマに主演するのは2014年の「SMOKING GUN~決定的証拠~」以来、11年ぶりとなる。
複数の脚本家によるオリジナルストーリー。香取演じる“最低男”大森一平はテレビ局の報道マンだったが、昭和的な価値観のせいで不祥事を起こし退社。世間を見返そうと政治家を目指す。選挙で生活者目線をアピールするため、疑似家族で家事、育児を経験するうちに社会問題に関心を持ち、価値観をアップデートしていく。
16年にSMAPが解散し、同局の「SMAP×SMAP」などレギュラー番組が終了したことを振り返った香取は「それ以来、あの橋(レインボーブリッジ)を渡ってお台場に来ることは、ほとんどなくなって…」と感慨深げ。今月中旬のクランクインを控え「華やかな世界にまた足を踏み入れられるという喜びと、しばらく離れていたからこそ感じるプレッシャーと、その両方を味わっているところです」と率直な思いを明かした。
“最低男”を演じることは「実際の慎吾ちゃんはいい人なので(笑い)、本物の“最低男”になれるように頑張りたい。『今度の慎吾ちゃんは最低だね』って言われたら、こっちの勝ちかな」と意欲的。「映画とか舞台とか音楽とか、僕は絵の個展なんかもやってますけど、そういった活動と比べても、やっぱり連ドラがいちばん大変なんじゃないかな。…そういう話を、草ナギ(剛)とも最近よくしてるんですけど(笑い)」と言いつつ、充実感を漂わせている。
○…脚本家チームには映画「ハケンアニメ!」の政池洋佑氏、ドラマ「舟を編む~私、辞書つくります~」(NHK BSプレミアム)の蛭田直美氏、ドラマ「あなたがしてくれなくても」(フジテレビ)のおかざきさとこ氏、ドラマ「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~」(日本テレビ)の三浦駿斗氏と精鋭が集結した。北野拓プロデューサーは「毎週、笑って泣けて、明日への活力になるドラマを一丸となって届けたいと思います」と話している。