阪神・藤川球児新監督が４日、キャンプ地の高知からカンテレ「ｎｅｗｓランナー」（関西ローカル）に生出演した。
関西のスタジオにいる球団ＯＢの超人・糸井嘉男氏から「藤川監督の久々のユニホーム姿にまず感動しています。やっぱり縦じまが似合う。高知県やから、藤川フィーバーというところで」と振られると「昨日（の紅白戦で）は佐藤が２番に入ったりということで、たくさんのファンに来てもらった。ファンの拡大もあったので、そういう機会も設けましたけど、反応も良くて感謝しています」と手応えをにじませた。
今キャンプのテーマを「没頭」に設定したことも力説。「まず（主力の）佐藤選手、中野選手に姿勢を見せてほしいということを伝えたんですが、彼らの頭の中には短い言葉の方が入りやすかった。なので二文字ほどの漢字で没頭と決めました」とナインへの思いを明かした。
さらに藤川監督はそのテーマのヒントが糸井氏にあった秘話も紹介。「糸井さんと会食に行った時に３０歳を越えて、秋季キャンプに取り組んで（翌年に）首位打者を取ったと。それだけ集中した選手がいるので、その言葉にしました」。現役選手にも糸井氏のようなひたむきな姿勢を求めたのだ。
また前日（３日）の紅白戦では２番に佐藤輝と前川を起用。「やっぱりオフシーズンにもう一回、振る力をつけるという意味でも、２番でもこれぐらい振れるというので、佐藤選手と前川選手に入ってもらった」と明かし、シーズン中の超攻撃的２番についても「小谷野チーフ打撃コーチと、上本打撃コーチがそれでいこうとなれば考えると思いますね」と含みを持たせた。