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巨人・西舘勇陽「目線をずらしたり...」プエルトリコLで「学ぶ」外国人対策 ヤクルト・オスナ、サンタナが天敵

スポーツ報知 2024年11月5日 5時15分

 巨人の西舘勇陽投手(22)が4日、ウィンターリーグ(WL)が行われるプエルトリコに向けて出発し、助っ人への苦手意識の払拭(ふっしょく)と先発としての心得を学んで帰ってくることを誓った。所属球団はカングレヘーロス・デ・サントゥルセで12月24日に帰国予定。又木とともに出発した右腕は「外国人ばっかり、パワーヒッターばっかりでそれが9人並んでいる。先発としての体力的な面でも抜きどころをつかみながらやっていきたい」と意気込んだ。

 課題は明確だ。プエルトリコのWLはメジャーリーガーやその予備軍も参戦するハイレベルな環境で強打者も多くそろう。「シーズンではサンタナとか特にオスナは逆方向に強い打球も行きますし、そこを詰まらせるだけじゃ怖い部分もある。目線をずらしたりすることが必要だと思った」と自己分析。特に今季はヤクルトの助っ人2人に11打数4安打、被打率3割6分4厘と打ち込まれた。「その辺も学べたら」と、タイミングのずらし方や配球など、体格とパワーで勝る外国人対策に取り組む。

 今季は主に救援で28登板して1勝3敗1セーブ20ホールド、防御率3・82で夏場からは先発に挑戦した。ローテ入りを目指す来季を見据え、WLでも先発を務める。「開幕でローテーションに入って1年間ずっと先発で投げ続けることができれば、自分にとっても自信になる。結果にしてもある程度の成績になると思うのでそれができれば」。阿部監督からは今季15勝を挙げ、メジャー挑戦の意向を示している菅野の穴を埋める存在として期待をかけられている。慣れない土地での過酷な戦いでさらに強さを増す。(水上 智恵)

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