◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 第4節第2日 サントリー 3(25―20、25―18、25―20)0 東京GB(4日、東京・有明アリーナ)
昨季Vリーグ覇者のサントリーが、東京GBをストレートで下し、今季3勝目(3敗)を飾った。一方の東京GBは連勝が5で止まり、今季3敗目を喫した。
サントリーは今季加入したパリ五輪代表の高橋藍(らん)が左足首に違和感が生じた影響で、今季6戦目で初めてベンチ登録外となった。試合前からジャージーを羽織り、コート外から仲間の姿を見つめた。試合中も戦況を見つめながら、いすの上で左足を伸ばして電気治療などを施していた。
サントリーのオリビエ・キャット監督は試合後の会見で、ベンチを外れた藍について「医療上の理由です。シーズンは長いので、長い目で見て(の判断)」と話した。チームによると、3日にフルセットで敗れた東京GB戦で患部に違和感が生じたという。この日、同監督は「会場に到着数分前のバスの中で(出場しないと)判断した」と説明した。代わりにミドルブロッカーの樫村大仁がメンバーに登録された。
取材に応じた工藤建太S&Cコーチによると、パリ五輪前の負傷の経過の中での違和感だという。「波はあると思うので、メディカルと現場のスタッフでコンディションをつくっている」。10月20日のヴォレアス北海道戦から試合間隔が空いたが、その間はチームの練習を順調にこなしていたが、3日の東京GB戦で違和感が生じた。次戦の9日の東レ静岡戦については、今後の「状態を見て」出場可否を判断していくとした。