ソフトバンクの和田毅投手(43)が今季限りの現役引退を決断した。5日、球団が発表した。
和田はプロ22年目の今季、相次ぐ故障で登板がキャリア最少タイの8試合にとどまり、国内キャリア最少の2勝(2敗)に終わった。左足付け根の痛みでポストシーズンにも出場できなかったが、シーズン終盤に中継ぎとしてプロ初を含む3ホールドを記録するなど、新たなスタイルを模索していた。本人が現役続行に意欲を燃やし、球団首脳も「来季も貴重な戦力」と明言するなど、来季の現役続行に支障がないことを強調していた。
一方で球団は4日までに支配下9選手に戦力外を通告。43歳のレジェンド左腕に何らかの心境変化があったのかもしれない。
和田は、島根・浜田、早大を経て2002年自由獲得枠でダイエー入り。11年オフに海外FA権を行使して、オリオールズに移籍。カブスを経て15年オフにソフトバンク復帰。国内通算334試合160勝89敗、防御率3・18。メジャー通算21試合5勝5敗、防御率3・36。