女優・吉高由里子が主演で平安時代を生きた紫式部を演じるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・午後8時)の第42話が3日に放送され、世帯平均視聴率が9・1%だったことが5日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
初回は12・7%でスタート。前回は第50回衆院選の開票速報番組の影響で午後7時10分にスタートし、9・5%。今回は通常放送に戻り、前回から0・4ポイント微減。個人視聴率は5・3%だった。
1996年「ふたりっ子」(NHK連続テレビ小説)、2010年「セカンドバージン」(NHK)などを手がけた大石静氏が脚本を担当。大石氏は06年「功名が辻」に続き2回目の大河となる。物語は平安時代を舞台に、世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を描く。紫式部が心を寄せる藤原道長役を務めるのは俳優の柄本佑。道長は源氏物語の主人公・光源氏のモデルともされており、ドラマでは紫式部と幼なじみのような関係で愛し合い、時にぶつかり合う姿が描かれる。
第42話は「川辺の誓い」。宮中で、道長(柄本佑)と三条天皇(木村達成)が覇権争い。道長は娘・妍子(倉沢杏菜)を三条天皇の中宮にするも、三条天皇は長年付き添った東宮妃・すけ子(朝倉あき)を皇后にすると宣言。そこで道長は権力を誇示するため、ある計画を立てる。しかし体調に異変が…。一方、まひろ(吉高由里子)は里帰り中に、娘の賢子(南沙良)がケガをした双寿丸(伊藤健太郎)を連れているところに出くわし…という展開。 公式インスタグラムでは病に倒れた道長がまひろと会い、川辺で涙するシーンがアップされ、「2人で川に流されてみません?って一言、まひろの器の大きさを感じる」「本当に一心同体なんだね。二人の愛が深過ぎる」「全話最終回みたいな大河だ」「後半で一番のシーンになるかも」と視聴者からの声が寄せられていた。