レッドソックスのブレスローGMが、4日(日本時間5日)、テキサス州サンアントニオで開幕したGM会議の開催ホテルで、オフに右肩手術を受けた吉田正尚外野手(31)の復帰プロセスについて言及した。
同GMは「打撃に関して、制限はないと思うが、スローイングに関しては若干時間を要する。おそらく春季キャンプ後半から守備練習に参加して、開幕に間に合えばというところ。スローイングのリハビリの進展をみなければいけない」と述べ、来春季キャンプで、全体練習にフル参加するのは、中盤以降という見通しを明かした。
「彼は違和感を抱えながら、シーズンを全うしたが、手術に踏み切って、健康な状態で2025年の開幕を迎えることは、道理にかなっている。彼のメジャーでの成功は、まずは、打撃力に掛かっている。ここまでは、大リーグレベルの打者として、十分に通用していると考えている。だが、彼が完全な健康体になれば、打線でも、外野守備にも、チームに多様性と柔軟性をもたらせてくれると思う」と、吉田のメジャー3年目に期待を寄せた。
吉田は、今シーズン公式戦最終戦で、キャンプから右肩に違和感があったが、痛み止めの注射などで回復を目指し、手術を回避してきたことを明かした。全日程終了後、ボストン市内で再検査を受け、10月3日に手術を受けた。