大相撲・九州場所(10日初日、福岡国際センター)へ向けた時津風一門連合稽古が5日、福岡・志免町の時津風部屋で行われた。小結・正代(時津風)は大関・豊昇龍(立浪)ら7番取って2勝だったが「一門集まっていい稽古できた」とうなずいた。
この日は33歳の誕生日。稽古の最後は、一門の関取が祝福した。幕内・錦木(伊勢ノ海)がお祝いを兼ねて、元大関に胸を出した。ぶつかり稽古を終えると、息も絶え絶え。だが「気の利いたこと言えないけど、年をとったくらいかな。いつも誕生日から九州場所に入るという流れですね」と笑顔をみせた。
昨年夏場所以来の三役復帰。2場所連続で10勝し、「よく戻ってきましたよね。ケガしないようにしたい」と足元を見つめた。熊本・宇土市出身で九州場所はご当所場所。一昨年から2年連続で6勝9敗に終わっているが、「精一杯頑張りたい」と雪辱を誓った。