ロッテの小島和哉投手が5日、早大先輩でソフトバンクの和田毅投手の引退発表を受け、「今朝、知りました。驚きました。今はめちゃくちゃ寂しいですけど、和田さんが決められたこと。お疲れさまでしたという言葉が適切なのかどうかはわかりませんが、本当にお世話になりました」などとコメントした。
小島は、今年1月に長崎市で行われた和田の自主トレに21年以来3年ぶりに参加していた。今季は6月序盤に3戦で30安打22失点を喫するなど、どん底を味わったが、投手コーチやアナリストとの話し合い、そして弟子入りする早大先輩のソフトバンクの和田にペイペイドームを訪れた際に助言をもらうなどし、「もう1回立ち直ってやろうと思えた」と復調。今季はキャリアハイの12勝をマークし、4年連続の規定投球回にも到達した。
▽コメント全文は以下の通り。
「今朝、知りました。驚きました。同じ左投手で大学も一緒ですし、大学の時に和田さんみたいになりたいなあと思ってプロを目指して練習をしてきました。大学時代に和田さんがやっていたというメニューをやらせていただいて、こうやってプロに入ることができました。そして実際に自分がプロの世界に入って、投げるようになったことで和田さんが1年目から残してきた数字とか実績の凄みを改めて痛感しました。シーズン中も迷っている時に他チームではあるのですが相談をすると親身に優しく話を聞いていただき、本当に何度も救われました。プロの世界で憧れの方と投げ合う機会をいただけたことは自分にとって忘れられない思い出ですし宝物です。とくにクライマックスシリーズで投げ合うことが出来たことは思い出深いです。今はめちゃくちゃ寂しいですけど、和田さんが決められたこと。お疲れさまでしたという言葉が適切なのかどうかはわかりませんが、本当にお世話になりました」