◆練習試合 侍ジャパン5―0広島(5日・SOKKEN)=7回制、特別ルール=
広島は、若手中心で臨んだ侍ジャパンとの練習試合で0―5と完敗した。新井貴浩監督は「若い選手が日本を代表する選手と対戦して、いい機会になったと思います。今日すごくいい試合をさせていただいた。若い選手がそれをどう感じて、明日からの練習につなげていくところを見たいと思います」と、若ゴイたちの今後に期待を込めた。
先発・常広は初回1死から同僚の坂倉を四球で歩かせたが、安打は許さず。2回先頭・紅林(オリックス)に右前に運ばれたものの、佐藤(ロッテ)を遊ゴロ併殺打に仕留め、最後は五十幡(日本ハム)をフォークで空振り三振に斬って取った。2回を1安打1四球で無失点。新井監督は「初回より2回の方が良かったし、修正できていたんじゃないでしょうか。こちらからすると、まずまずじゃないかなと見えました」と、及第点を与えた。
打線は4安打で完封負け。先発・井上(巨人)に3回で5三振を含む完全投球と苦しみながら、4回にはルーキー19歳の仲田が、隅田(西武)から左前打。7回には3月の強化試合で侍に初選出された21歳・田村も、清水(中日)から中前打を放ってアピールした。「ヒットが出た出ないじゃなしに、日本を代表するピッチャー相手に打席に立てたということが、彼らにとっての収穫だったと思います」と指揮官。今後は10、13日に西武と練習試合を行い、紅白戦も6試合を予定。20日の宮崎・日南秋季キャンプの打ち上げまで、実戦と練習を繰り返しながら鍛錬の日々を送っていく。