中日からドラフト2位指名を受けた西濃運輸・吉田聖弥投手(22)が5日、“杉内2世”を目標に掲げた。小学2年時に祖父とプロ野球観戦した際に登板していた杉内俊哉氏(巨人投手チーフコーチ)がプロを目指す原点だった。通算2156奪三振を誇る左腕の投球に目を奪われ、憧れた。「どんな状況でも淡々としている。140キロの直球でも空振りを取れるし、投球術も見習いたい」。
この日は岐阜・大垣市の同社で指名あいさつを受けた即戦力候補の社会人ナンバーワン左腕。松永スカウト部長らと初対面し「緊張したが、(プロになる)実感が沸いてきた」と声を弾ませた。最速149キロの直球と「生意気なチェンジアップ」が魅力。今春の都市対抗予選4試合27イニングで32奪三振のサウスポーが、“竜のドクターK”へと飛躍する。(森下 知玲)