ロッテの来季コーチ就任が発表された建山義紀氏が6日、ZOZOでの秋季練習に合流し、関係者らにあいさつをした。今季まで日本ハムで1軍投手コーチを務めていた建山氏は「本当に今年までずっと敵として戦ってたチームにこうやって来るっていうのはね、不思議な感じですけども。 ただ縁あってね、今回ユニホームを着ることなったので、本当マリーンズのためにしっかり尽力していきたいなと思っています」と語った。
背番号、役職名は後日、発表される予定だ。建山氏は、サイドスローのリリーフ右腕として日米通算499試合に登板し、38勝43敗、88ホールド、28セーブをマーク。日本ハム在籍時には現在のロッテ監督、吉井投手コーチから3年間指導を受けていた。自主性を尊重する吉井監督の下、今後はロッテのユニホームを着る建山氏は「僕自身も吉井コーチと選手として3年間ファイターズでやってますけど、 そういったことが身に染みてわかってますし、僕自身も自分で気づいて取り組んで成長していけたタイプと思ってるんで、そういうところは尊重したいというか、参考にしていきたい」と意気込んだ。
阪神だった14年限りで現役引退した後は評論家として活動し、17~21年には侍ジャパンの投手コーチを担当。ヘッド兼打撃コーチだった金子誠氏(現ロッテ戦略コーチ)らと共に21年東京五輪で悲願の金メダル獲得に貢献した。