ボルシアMGの日本代表DF板倉滉が6日、ブンデスリーガ主催のメディアラウンドに参加した。自身が初めて参加した22年カタールW杯から約2年が経過。次の26年北中米W杯に向けて「サッカーを考えると、W杯が頭に浮かびます。(カタールは)自分にとって初めてのW杯だったけど、4年に1度の大会を実際に経験し、これがW杯かと実際に感じました。前のW杯を思い出すというよりは、次のW杯を普段から意識するようにはなっています」と思いを明かした。
カタールW杯では1次リーグのドイツ、コスタリカ、スペイン戦で先発。W杯優勝経験国を破ってのグループ首位突破に大きく貢献した。しかし累積警告により、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦は出場停止に。チームはPK戦の末にベスト16で敗れた。「W杯優勝は目標にしているし、そこを絶対に取りたい、次の大会で取りたい、という思いでやっている。前回悔しい思いをして、なおさらそこへの思いは強くなった。今日本代表の活動に毎回行かせてもらって、いろんな試合を経験する中で、日本代表としてその大会で優勝したいという思いがすごく強い」と語った。
日本代表は26年北中米アジア最終予選のインドネシア戦(15日)、中国戦(19日、ともにアウェー)に向けたメンバー発表を7日に行う。ここまで4試合を終え、3勝1分けの勝ち点10でC組首位に立つ。歴代最強、との呼び声も高い。それでも「自分たちでやりながら自分たちを強い、と思うことはまずないので。常に高いところを目指している。そういう集団だと思うし、負けたときはもちろんですけど勝ったときも満足しない。なおかつ毎回の遠征で積み上げはできる。自分たち強いなと感じることはないというのと、今いる選手全員にもっと強くなりたい、うまくなりたい、もっとチームを良くしたいという思いを感じるので。そういう集団であることが、まずいいところかなと思います」と語っていた。