フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）シリーズ第４戦・ＮＨＫ杯は８日から東京・国立代々木競技場で開幕する。７日は会場で公式練習が行われ、男子の鍵山優真（オリエンタルバイオ・中京大）が今季ＧＰシリーズ初戦に向け調整。練習後取材に応じ「昨日、今日といい状態で練習が積めている。試合自体は、すごく楽しみ」と心境を語った。
この日はショートプログラム（ＳＰ）の曲をかけ、４回転サルコー、４回転―３回転トウループの連続ジャンプ、トリプルアクセル（３回転半ジャンプ）などを成功。フリーで入れる予定の４回転フリップや、習得を目指している４回転ルッツを降りるなど好調を伺わせた。ＧＰ初戦に向け、練習後のケアや食事などコンディショニングに重きを置き「すごく調子がよくて、ジャンプも今日はきれいに跳べた」。６日は柔らかい感触だったという氷の状態も、入念に確認した。
目標はＳＰ１００点台、フリーが２００点台の合計３００点以上での優勝。９月のロンバルディア杯（イタリア）は２９１・５４点の２位だった。今大会は２連覇もかかる中「もちろん結果も１番を狙っているけど、そこだけを考えずに。自分の練習通りをやれば結果はついてくると思うので、自分を信じて楽しんでやりたい」と鍵山。男子は８日にＳＰ、９日にフリーを迎える。