フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は8日から東京・国立代々木競技場で開幕する。7日は会場で公式練習が行われ、男子で、GP第1戦スケートアメリカ3位の三浦佳生(かお、オリエンタルバイオ・明大)が取材に応じた。
負傷中の左太ももが、スケートアメリカ後の検査で悪化していることが判明したと言い、「MRI検査をして、悪化しないと言われていたんですけど、なぜか悪化していた。ショックよりも、笑いが出てくるような感じだった」と三浦。現在、痛みはあまりないというが、コンディションは万全とは言えず「練習が積めてないっていうところで、今回はアドレナリンに頼りたい。本当に自分ができることをやるっていうことだけに意識してやる」と語った。
今大会の結果次第で、12月のGPファイナル(フランス)の進出も左右される。ともに出場する2022年北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は「頭一つ抜けている。今回現状、勝てる状況ではないと思っている」と冷静に受け止め「彼以外に負けないように。今できることをやりきることにフォーカスして、今回はやっていきたい」と意気込んだ。
男子はショートプログラムが8日、フリーが9日に行われる。