陸上男子100メートルで世界選手権2大会連続ファイナリスト、今夏のパリ五輪で準決勝に進出したサニブラウン・ハキーム(東レ)が7日、東京・渋谷区の原宿外苑中を訪問。陸上部の練習を視察し「部活、という感じで懐かしい」とはにかんだ。約20人の部員も、日本短距離界エースのサプライズ登場に感激していた。
練習後は、質問コーナー。「足が速くなるにはどうしたら良いですか?」と質問を受けたサニブラウンは「全員、走り方は違います。どの練習で速くなるかっていうのはわからないので、とにかくいろいろな練習をしてみることが大事。はまる練習を自分で見つけて行ってほしいです」と笑顔で答えた。
来年9月は東京・国立競技場で世界陸上が行われる。中学生からパワーをもらったサニブラウンは「何かのつながりでもっと、もっと陸上を好きになって欲しいですし来年、国立競技場に足を運んでもらいたい。来年、自分はパフォーマンスでみせる側になってくる。一日一日大切にしていきたいです」と力強く話した。早ければ近日中に拠点の米国に戻り、本格的に冬季練習を始めて行く。