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「打者ではいい感じ」ドジャースGMが大谷翔平の来季開幕戦出場へゴーサイン 左肩は「術後の経過は良好」

スポーツ報知 2024年11月8日 4時0分

 ドジャースが、球団史上初となる2年連続ワールドシリーズ制覇へ向けて早くも動き出した。テキサス州サンアントニオで行われているGM会議で、ゴームズGMが取材対応。来季はM・ベッツ外野手(32)が再び内野に転向する見込みであることを明かした。現地では、FAの目玉で右翼を守るヤンキースのJ・ソト外野手(26)獲得を見据えた動きだとする見方も多い。左肩手術を受けた大谷翔平投手(30)は、来季開幕に少なくとも打者では問題ないことを強調した。

 息つく間もない。4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇をつかんだドジャースが、早くも連覇へ向けて動き出した。ゴームズGMはベッツの来季の起用について「内野に戻ることになると思う」と明言した。

 過去に6度、外野でゴールド・グラブ賞に輝いたベッツ。今季は内野に本格挑戦したが、6月に左手を骨折して約2か月間離脱すると、右翼へ逆戻り。来季は内野に再挑戦する。

 この動きを、ヤンキースからFAになった右翼手・ソト獲得への布石だとみる声も大きい。同選手は米スポーツ専門局ESPNが発表したFAランク1位の今オフの目玉。26歳と若く、大谷の10年総額7億ドル(約1022億円=契約発表時のレート)の史上最高額契約を上回る契約をつかむとされている。ド軍は獲得に動いているとされ、ベッツが内野に行けばソトの主戦場の右翼が空くことになる。

 ゴームズGMはオフの補強ポイントを「投手が最優先で次に外野手」と明言。今季33本塁打を放って主に4番に座ったT・ヘルナンデス外野手(32)の引き留めにも動く。ソトとT・ヘルナンデスと契約できれば、他を寄せ付けない強力打線を形成できる。

 5日(日本時間6日)に左肩を手術した大谷については「術後の経過は良好だ」と同GM。来季は「投手ではまだ分からないけど、打者ではいい感じだと思う」。右肘リハビリも並行している投手での開幕ローテ入りは不透明ながら、打者では来年3月18、19日に東京Dで行われる開幕戦出場に早くもゴーサインを出した。

 大谷が加わる先発ローテは6人になる可能性が高い考えも示した。故障明けの大谷、今季中4日以下での登板がなかった山本らに配慮して十分な登板間隔を設ける考え。ロッテがポスティングを容認した場合には、同ESPNのFAランク2位の佐々木朗希投手(23)の獲得もド軍が最有力候補とされている。

 ワールドシリーズ2連覇は、98~00年のヤンキースの3連覇が最後で、ナ・リーグでは1975、76年のレッズが最後。球団初の偉業へ、積極的に動く。

 〇…GM会議では、動向が不透明なロッテ・佐々木について明言を避ける球団首脳が多い中、メッツやパドレスの編成トップはラブコールを送った。メッツのスターンズ編成本部長は、9月に来日して視察したことを明かし「強い球を投げ、いいスプリットがあった。ユニークな才能だ」と絶賛。パドレスのプレラーGMも「日本選手の動向は把握しているし、映像も見ている。菅野の活躍を長年見てきたし、佐々木も17、18歳からチェックしてきた」と話した。

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