レッドソックスの日本人スタッフ4人は、全員来季も残留が決まった。ブレスローGMが、GM会議が閉幕した7日(日本時間8日)、高橋真彩アシスタント・トレーナー、百瀬喜与志コンディショニング&強化コーチ、内窪信一郎マッサージ・セラピスト、山口雄太郎通訳らについて、「4人とも、一緒にやってもらう。もうすでに、オフからマサ(吉田正尚外野手)のリハビリを手伝ってもらっているし、組織の大事な一部」と語った。
10月3日に右肩を手術した吉田は、帰国せずにボストン残留。毎日本拠地フェンウェイパークで、日本人メディカルスタッフとリハビリに励んでいる。「彼らはボストンを拠点としているし、吉田も母国語で話せるし、有り難いことだ」。オフシーズンも現役選手をサポートできる体制に感謝しつつ、今後の日本市場開拓の意味でも重要だとした。
「日本人選手がメジャーに適応する中で、できるだけ快適にする環境を整えることは重要だ。それは、アピールできる点ではないかと思う。中には20年もの職歴を持つスタッフもいるし、各部署で問題があれば、対処できる。そういう意味でも、この4人のスタッフがフルタイムでいてくれることは大きい」とブレスローGM。
今オフは、海外FA権行使を表明した菅野智之投手(今季巨人)、中日からポスティングシステムでの渡米予定の小笠原慎之介投手を擁する日本市場からの選手獲得に積極的な姿勢をみせており、まずは、環境面から万全を備えた。