女子プロレスのマリーゴールドは7日、都内で14日に後楽園ホールで開催する「MARIGOLD Winter Wonderful Fight2024」への記者会見を行った。
ワールド王者・Sareeeは高橋奈七永と2度目の防衛戦が決まっていたが、高橋は2日、北海道・ガトーキングダム・サッポロ大会でSareeeとのタッグ前哨戦で裏投げを食らい首を負傷した。
会見に首にコルセットを着けて登場し、病院で精密検査の結果「脊柱起立筋損傷」で医師からしばらく安静を要請されたことを明かし「すごく悔しいんですけど欠場させていただきたいです。今までたくさん無理をしてきたんですけど、今ここで休む勇気も必要だという姿も見せたい」と明かした。一方でタイトル挑戦への「でもせっかくつかんだチャンス逃したくないです。Sareee、小川さん、このタイトルマッチ延期にしてもらえないでしょうか」とSareee、ロッシー小川代表へ願い出た。
これにロッシー氏は「Sareeeの方は、それでどう?」と尋ねるとSareeeは同意した。ここで後楽園で翔月なつみとの防衛戦が決まっているUN王者・青野未来が登場し、高橋の代わりに挑戦を要求。さらに翔月も割って入り会見は大混乱に陥った。
2人の要求に高橋は「うるさい!黙れ!」と一喝。Sareeeも「お前らバカなの!自分の試合に責任持てよ。だからダメなんだよ」と断じた。なおもかみつく青野と翔月を「ここは引いてくれ!」と制し高橋は「12月13日、新宿FAEでこの試合、やらせてください」と懇願。この叫びにロッシー氏は年内の日程を思案し、高橋の要求を受け入れ12・13新宿大会で「このタイトルマッチをやるということにします」と決定した。
Sareeeh「11月14日はタイトルマッチは流れてしまいましたが、タイトルマッチは万全の者同士がやるものだと思っています。今回は残念ですけど高橋奈七永とマリーゴールドの深紅のベルトをかけて戦うことに意味があると思っているので、あなたと本物の闘いをやりたいと思っている。12月13日、私はアンタを軽く超えてやるよ」と突きつけた。高橋は「軽くなんていかないよ」本物っていうのは、心もそうだけど技術ももっと磨いてこい」と挑発。王者は「技術ないとか言ってるけど、見せつけてやるよ。しっかりコンディション整えてこいよ!」と断じていた。
会見後、ロッシー氏は、タイトルマッチは延期となったが後楽園大会にSareeeは参戦することを発表。対戦相手は今後、決定することを明かしていた。
◆11・14後楽園タイトルマッチカード
▼UN選手権
王者・青野未来 vs 挑戦者・翔月なつみ
▼ツインスター選手権
王者組・MIRAI、桜井麻衣 vs 挑戦者組・林下詩美、天麗皇希