◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ 第4戦・NHK杯 第1日(8日、東京・国立代々木競技場)
男子ショートプログラム(SP)に向けた練習が行われ、大会2連覇に挑む鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が最終調整。曲をかけての練習では、冒頭の4回転サルコー、4回転―3回転トウループの連続ジャンプ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)すべて降りて好調をアピール。曲かけ後には4回転フリップも着氷させるなど、安定した滑りをみせた。7日の取材ではSP100点超えを目標に掲げ「自分の練習通りをやれば、結果はついてくる」と自信をのぞかせていた。
2大会連続出場の壷井達也(シスメックス)は4回転サルコー、トリプルアクセル、3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプ3本を降り順調な調整ぶりをうかがわせた。9位だった昨年大会の雪辱に挑む。GP第1戦スケートアメリカで3位の三浦佳生(かお、オリエンタルバイオ・明大)は、曲をかけての練習では冒頭の4回転サルコーで転倒するなど不安ものぞかせた。スケートアメリカ以降、負傷している左太ももの状態が悪化していることを明かし「今回はアドレナリンに頼りたい」と語っていた。
男子SPは壺井が午後4時24分、鍵山が同5時21分、三浦が5時33分に登場する。