フィギュアスケート女子の元世界女王でプロスケーターの浅田真央さんは8日、自身が総合プロデュースしたスケートリンク「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI(東京・立川市)」でオープニングセレモニーに出席した。競技大会でも使用できるメインリンクでは、スペシャルパフォーマンスを行い、4人のキッズスケーターとともに、自身の名を冠した新しいリンクの開業を彩った。
真央さんはリンクの開業に携わった全ての人に感謝し、セレモニーを迎えた胸中を語った。「私はMAO RINKを作ることが子どもの頃からの夢でした。このMAO RINKでスケートを学んで、世界で活躍できるようなスケーターが育つことを願って滑りました。フィギュアスケーターとして活躍できることは、私にとってはこれ以上の夢はありません。将来は私自身も、指導者として子供たちを教えていきたいと思っています。まだまだ自分のやりたいことはありますが、スケートを中心に頑張っていきたいと思いますので、応援の程、よろしくお願いいたします」と頭を下げた。
MAO RINKはメインリンクの他、サブリンクやトレーニングルームなども併設し、外観は競技発祥の欧州を感じさせるクラシカルなテイスト。金、銀、銅が入っており、真央さんは「世界一のスケーターを育てていきたい」との思いが込められた。スペシャルパフォーマンスの後は「真央先生」となって、子供たちへのスケート教室を実施した。