浦和のマチェイ・スコルジャ監督が8日、ホームの広島戦(10日・埼玉)に向けてオンラインで会見を行った。
今季の浦和は優勝候補の一角とされながら、夏場に主力選手が大量流出。8月にヘグモ前監督を解任し、スコルジャ監督体制でも残留争いに巻き込まれている。
優勝争いに加わる2位・広島との一戦に向けて、指揮官は「広島戦は、浦和にとって今季の苦い味になっているシーズンに少し砂糖を加えることができるチャンスだ。ホームで多くのサポーターが駆けつける中で、優勝候補のチームとの対戦で高いモチベーション、いい姿勢でプレーし、いい内容とともに結果も届けたい」と必勝を掲げた。
広島は現在、リーグ2連敗中だが「Jリーグで毎年トップ3にいるし、攻守のバランスが最も取れたチーム」とスコルジャ監督。前節から中10日の練習期間について「広島の3―4―3(布陣)に対する練習をたくさんやった。非常にタフな破りにくい守備をするチームなので、いかにそこを破るかをやってきた」と明かした。
広島の前線プレス、マンツーマン守備の攻略に向けて「長いボールを背後のスペースに入れる時間帯、より短いパスでつないで保持する時間帯もある。キープしようとした時は一か所にそれぞれの選手がとどまらないことが重要。動きながら、ポジションを変え続けながら相手のマークをはがさないといけない。広島のようなチームにはロングパスもショートパスでキープすることも有効だが、状況を見てその都度判断が重要になる」と見据えた。