楽天の三木肇監督が超過酷な“秋の課外授業”を行った。この日は楽天モバイルを飛び出し、仙台市内で約270段の階段ダッシュを2セット行った。
秋季キャンプでは徹底した走り込みなどで心と体の成長を求めている指揮官は「走る事に関して賛否はあると思うけど、スポーツの原点として下半身の強さとか粘りは僕は必要だと思う。走りながら体もだけど、精神面というか忍耐、心を強くしてほしい」と意図を説明した上で「選手はグラウンドでたくさん走ってくれている。アクセントじゃないけど東北・宮城で、場所を変えてみようかな」と気分転換も兼ねていることを明かした。
ところが、選手にとっては地獄以外の何物でもなかった。2本目を終えると選手は皆、頂上でへたり込み、言葉を発することができたのは山田らごくわずか。安田は寝転び、空を見上げたまましばらく動けない。藤井も「きつい、きつすぎる・・・」と顔面蒼白だった。
練習後「誰がこんなん(階段)作ったんやって選手みんな怒っていたよ」とは満面の笑みを浮かべた三木監督。気分転換になったのはどうやら指揮官だけだったようで・・・。