俳優の水上恒司が9日放送のTBS系「人生最高レストラン」(土曜・午後11時半)に出演。高校球児から俳優の道に進んだ契機を明かした。
水上は福岡出身で、高校時代は今年夏の甲子園にも出場した長崎・創成館高に野球の特待生で進学した。2番手のキャッチャーで、野球部の監督によると「真面目すぎて浮いてることがあった。(主将にしたら)本人がつぶれる」ために副主将に任命したという。
3年夏は県大会ベスト8で終わり、甲子園には出場できなかった。野球部を引退した後に演劇部から誘いがあり、それが転機となった。演劇を勧めたのは校長。演劇部が戦争もので公演を用意していたが、兵隊役がいなかったという。「生まれ持つ真面目さ、ひたむきさ。これは絶対演劇の世界で僕は生きるんじゃないかな」というのが理由だった。ルックスも申し分なく、野球部時代は様々な球場で望遠レンズを持った水上の“追っかけ”ファンがいた。キャッチャー交代のアナウンスがあると「キャー」という歓声があがったという。
演劇を始めると発声練習などもあり、「恥ずかしさもあったけど運動部と文化部の人の違いが刺激的だった」と全国大会にも出場した。中1から前所属事務所にスカウトされていたこともあり、「野球をやっていたので興味がなくて断り続けていたんですね。そことつながったというのも含めて…」と縁があり上京、芸能界入りする決断をしたという。