メッツ傘下マイナーからFAとなった藤浪晋太郎投手が8日(日本時間9日)、プエルトリコでのウィンターリーグに参戦。ヒガンテスの一員としてレオネスとの開幕戦に先発登板。ウィンターリーグデビューを果たし、チームの8-4の勝利に貢献した。
地元実況テレビのハイライト映像では、黒字に黄色で球団名の入った背番号「19」のユニフォームに、白いパンツ姿の藤浪がマウンドで躍動。スペイン語では「J」の発音が「ハ行」となるため、アナウンサーは「フヒナミ~!」と熱狂的にデビュー戦を伝えた。3回を投げて2安打1失点3奪三振だった。
藤浪について、スコット・ボラス代理人は、テキサス州サンアントニオで開催されたGM会議中の6日、「ウィンターリーグでプレーするということは、メジャーにフォーカスしているということだと思う。まず、(同リーグで)投げて、その後、日本球界の興味のほども見ていく。健康体で、多くの球団が興味を示しており、(当地で)どういうパフォーマンスをみせるのかに、注目している」と発言。古巣・阪神やオリックスが調査に乗り出しているとも報じられているが、メジャー復帰を最優先とする方針を明かした。
藤浪は7日付けで、同球団のロースターに登録され、同リーグは7日の開幕戦が雨天順延となったため、8日に開幕した。