◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(10日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
首位と1打差の2位から出た石川遼(カシオ)が5バーディー、2ボギーの67で回り、通算11アンダーで逆転し、6月のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品以来、今季2勝目を手にした。最終18番でバーディーを奪い、谷原秀人、河本力を1打上回った。年間複数回優勝は2019年の3勝以来、5年ぶり。史上12人目となる節目のツアー20勝を、大会史上単独最多となる4勝目(2010、12、22、24年)で飾り、記録的な一戦とした。
以下、ホールアウト後の主な一問一答。
―今の気持ち
「すごくいいゴルフができたなっていう気持ちでいたので、最後まで諦めずに。なかなか後半はチャンスをものにできなかったけど、最後まで諦めずにやりたいなと思ってやっていて、チャンスが最後の最後に来たので、我慢していてよかったなっていう思い」
―これで大会歴代最多となる4回目の優勝
「本当に小学生の頃から憧れの舞台で、憧れの大会。初めての優勝のときからコースの改修はたくさん行われているけど、グリーンの質だったりスピードだったりっていうところが難しくもあり、またやりがいを感じる部分でもある。コース改造の後、また2回勝つことができた。コース改造前にしか勝てなかったっていうのは、ちょっと自分で悔しいなと思っていたので。難しくなったこの御殿場のコースでも頑張っていいプレーをしたいなっていうふうに、すごく毎年いい課題を与えてくれているコースなので、非常にやりがいを感じるし、本当に幸せ者だなと思います」
―節目のツアー20勝目
「まだまだ頑張っていきたいし、このメンバーの中で、これだけの強い選手がいっぱいいる中で、優勝争いができて優勝できたっていうことは、次の試合に向けても非常にいい刺激になる。またコツコツと頑張っていって、さらに上に行けるように頑張っていきたい」