◆第49回エリザベス女王杯・G1(11月10日、京都・芝2200メートル、良)
秋の女王決定戦に牝馬17頭が出走し、単勝1・9倍で1番人気のレガレイラ(3歳、美浦・木村哲也厩舎、父スワーヴリチャード)は5着に終わった。メンバー唯一の3歳馬で、昨年のホープフルS以来、2度目のG1勝利はならなかった。
同馬は今春、牡馬混合クラシックに挑戦し、皐月賞で6着、日本ダービーは5着。登録していた凱旋門賞を見送り、秋初戦のローズSは差し届かず5着に終わっていた。コンビを組むクリストフ・ルメール騎手は同レースは2008年リトルアマポーラ、2020年ラッキーライラック、2023年ブレイディヴェーグに続く最多タイの4勝目を狙ったが、来年以降に持ち越しとなった。
1着は3番人気でクリスチャン・デムーロ騎手が騎乗したスタニングローズ(5歳、栗東・高野友和厩舎、父キングカメハメハ)。勝ちタイムは2分11秒1。2着は12番人気のラヴェル(川田将雅騎手)、3着は2番人気のホールネス(坂井瑠星騎手)だった。
ルメール騎手(レガレイラ=5着)「好きなポジションを取れませんでした。スタンド前でクリスチャン(Cデムーロ騎手)の後ろにいたら、いい競馬ができたと思います。いいスタートでしたが、その後いつもの走りで一列、後ろになってしまいました。直線もぶつけられて、スムーズじゃなかったです。アンラッキーでした。絶対G1レベルの馬です。いい騎乗ができず、ごめんなさい」