◆明治安田J1リーグ▽第36節 浦和3―0広島(10日・埼玉スタジアム)
浦和がホームで2位・広島を3―0で破り、J1残留を確定させた。
勝てば残留が決まる一戦。はキックオフから約5分間で2度、3度とチャンスを作られる展開となったが、GK西川周作が好セーブ連発でしのいだ。0―0で迎えた前半45分、MF関根貴大の縦パスに抜け出したMF松尾佑介が左足シュートをゴール左へ決め、自身の今季4点目で先制に成功した。
後半4分にはDF石原広教の左足ミドルシュートがバーに直撃し、直後に松尾の左クロスからFWリンセンのヘディングシュートは広島GK大迫敬介にセーブされた。だが、同11分に松尾の強烈な右足シュートをリンセンがゴール前で頭でコースを変えて突き刺し、リードを2点に広げた。
後半41分には途中出場の元日本代表MF原口元気がJ1で14年4月以来、10年7か月ぶりのゴールを決めた。終盤は、優勝に向けて3連敗を回避するべく攻勢をかける広島の猛攻を受けたが、西川を中心に堅く守り、3試合連続の無失点で勝利をつかんだ。
チームは8月末に成績不振でヘグモ前監督を解任し、スコルジャ監督が就任。その後は4連敗で16位に転落したが、直近3戦を2分け1敗と息を吹き返した。悪天候でハーフタイムに中断した川崎戦を含めて2・5試合を残し、残留を決めた。