◆大相撲 ▽九州場所初日(10日・福岡国際センター)
大関復帰を目指す関脇・霧島(音羽山)は、黒星発進となった。東前頭2枚目・若隆景(荒汐)との一番は立ち合いで踏み込んだが、攻めきれず。相手の下からの攻めに上体が次第に起き、寄り切られた。「立ち合いは良かったんですけど、そこから浮き上がってしまいました。でもしっかり立ち合いが思い切り当たれたことは、次につながる。明日の一番に集中して。切り替えるしかないので」と振り返った。
大関から関脇に落ちた名古屋場所は8勝、秋場所は12勝。今場所13勝以上を挙げれば、大関昇進目安とされる「三役で直近3場所33勝」に到達するが、手痛い1敗となった。復帰に向けては「そういうのは全く考えず、自分のできることを最後までやっていくしかないので。思い切り、自分の相撲を取っていくしかですから」と、あくまで目の前の一番に集中する構えを見せていた。