楽天・茂木栄五郎内野手(30)が国内FA権の行使を決断したことが10日、分かった。申請期限の最終日となる13日までに申請する書類を球団に提出し、14日に公示、15日から旧球団だけでなく、他球団と交渉が可能になる。
15年ドラフト3位で入団。チームに愛着がある一方で、環境を変えて他球団で勝負したいとの思いが勝った。今季は主に代打で46試合に出場。打率2割6分5厘、1本塁打、8打点にとどまったが、プロ9年間で打率2割7分1厘、通算75本塁打、291打点を積み上げてきた。
15日以降交渉も 遊撃、三塁の両方が守れる経験豊富な茂木に対して、大学時代に慣れ親しんだ神宮を本拠地とするヤクルトが獲得調査を行っていることが判明。三塁の村上が来オフにメジャー挑戦する意思を示しており、内野手は補強ポイントだった。
今季年俸6000万円(推定)はBランクで、人的か金銭補償が発生するが、交渉が解禁される15日以降に熱意を伝えることになりそうだ。楽天は宣言残留も認めている。