ロッテ・佐々木朗希投手(23)のメジャー移籍において、一つの分岐点が12月2日(日本時間3日)となる。
メジャーでは海外選手の青田買いを防ぐため、25歳未満の海外選手を獲得する場合、各球団ごとに割り当てられた「国際ボーナスプール」内に制限するルールがある。多くの球団が24年度分の予算をすでに使っており、残額はドジャースが最も多く250万2500ドル(約3億8000万円)、パドレスは2200ドル(約34万円)しかない。
25年度が始まる1月15日(同1月16日)を過ぎれば、新たな枠が開放され、最大で約755万5500ドル(約11億5000万円)を持つ球団も現れる。この時ドジャースはジャイアンツとともに514万6200ドル(約7億9000万円)の最少額グループとなる。
移籍交渉期間はMLB事務局から全30球団に契約可能選手として通知されてから45日間。1月15日以降にサインできる時期の申請が濃厚だが、もし朗希が来月2日より前にポスティングされた場合、24年度の残額でしか契約できないが、ド軍なら大谷がエンゼルス入りした当時の条件(契約金231万ドル=当時のレートで約2億6000万円)と同程度で、他軍を上回る最高条件を提示できる…。令和の怪物争奪戦開始日に注目が集まる。