◆ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 チェコ0―9日本(10日・バンテリンドーム)
第3回プレミア12で連覇を狙う日本が、大会前の強化で投打がかみ合い完封勝利。井端弘和監督は「勝てたことには満足していますけど、この2試合でやりたいことはある程度一通りできた。その方が満足しています」と胸を張った。
初回に森下の2ランで先制するも、中盤はバットが湿った。7回では先頭の牧が出塁すると、五十幡を代走で投入。すると、続く源田の打席でカウント1ボールから二盗に成功すると、カウント1ボール2ストライクから三盗も決めチャンスを広げた。その後、二ゴロの間にホームに生還。俊足を活かして縦横無尽にホームを駆け回り1点を追加した。
得点にはつながらなかったが、中盤には犠打で好機を拡大。指揮官は「なかなか追加点が取れない中で、次の1点というのは非常に大事になってくる。早い段階でも五十幡選手を出そうと思って、中盤から後半にかけてのところで出て勝負にいけた。ああいうところでああいうことができて、送りバントとかもできたことがよかった」と納得の表情を浮かべた。
13日の初戦へ向けては「国際試合の初戦タフな試合になるのは経験して分かっている。(点を)取れる時にしっかり取って、無駄な失点をしないようにやっていけたら」と気を引き締めた。