東京六大学リーグの明大は11日、翌日に控える早大との優勝決定戦に向けて東京・府中市の同校グラウンドで練習を行った。
9、10日の早慶戦で早大が連敗したことで勝率が並び、転がり込んできたプレーオフの舞台。主将の宗山塁内野手(4年=広陵)は「もともとは、なかった試合。もう1試合出来るのはうれしい。勝っても負けても、自分たちで決められるのは幸せなこと」と思いを述べた。
今年のリーグ戦では、春秋とも早大に対して勝ち点を落としている。「もう負けられない。自分たちの勝ちたいという気持ちと、どれだけ落ち着いてやれるかがカギになると思う」と宗山。「キーマンは?」という問いに対し「自分ですかね」と即答した。「自分が打てば点が入りますし、どんな形でもいいので、1点でも多く取るために打撃でも守備でも勝負どころでいい結果を出したい」
先月のドラフト会議では、5球団が1位指名で競合した末に楽天が交渉権を獲得した。最高の形で大学野球を締めくくり、プロの世界へ。神宮で培った力の全てを出し切る覚悟は出来ている。