◆第41回マイルCS・G1(11月17日、京都・芝1600メートル)
前走の信越Sでオープン初勝利を挙げたレイベリング(牡4歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父フランケル)が、その勢いに乗ってG1の舞台に戻ってくる。
デビュー戦を勝利で飾ると、キャリア2戦目で挑んだ2022年の朝日杯FSでは3着と、ポテンシャルの高さを見せた。その後は結果が伴わない時期もあったが、鹿戸雄一調教師は「馬もだいぶ落ち着いてきている。力をつけているんだろうね」と、4歳秋を迎えての進境を感じ取っている。
これまでの騎手やトレーナーへの取材で”折り合い”というワードを何度も耳にしてきた。「前走はうまく乗ってくれたけど、折り合い次第。G1のタフな流れの方が走りやすいかな」と鹿戸雄一調教師。ハイレベルなメンバーがつくり出す流れであれば、すんなり折り合う可能性もある。
今回の鞍上は、ヴィクトリアマイルで14番人気のテンハッピーローズをG1ウィナーへ導いた津村明秀騎手。ここでも競馬ファンを驚かすような激走があるかもしれない。