◆大相撲九州場所2日目(11日・福岡国際センター)
新大関・大の里(二所ノ関)が連勝発進した。幕内・王鵬(大嶽)に左差しを許し、肩すかしで揺さぶられたが、体を寄せて押し倒した。取り口については「部屋に帰って映像をみて確認したい」と多くは語らず。初日は2000年生まれで同学年の幕内・平戸海(境川)を突き落とし。この日の王鵬も早生まれで00年生まれ。意識しているか問われると「そうですね。集中してやった」。同じミレニアム生まれの力士から白星2個を奪って、一年納めの九州場所で勢いに乗りそうだ。
初日は辛勝だったが、この日は修正。優勝した9月の秋場所も初日の熱海富士(伊勢ケ浜)戦で苦しんだが、2日目の翔猿(追手風)戦で快勝するとその後11連勝まで星を伸ばした。「まだ2日目。(硬さは)徐々に取れたらいい」。再び勢いに乗り、先場所の快進撃を再現する。