「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」はすでに開幕し、日本代表は13日のオーストラリア戦(バンテリンD)で初戦を迎える。今大会は昨年3月のWBCとは異なってメジャーリーガーの招集が事実上不可能。各国は“最強メンバー”の編成が厳しい中で、各国内リーグ所属の実力者や若手有望株、実績あるベテラン選手らが名を連ね、世界一を目指す。各国の注目選手を紹介する。
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韓国の目玉は、10月に21歳になったばかりの内野手・金倒永(キム・ドヨン)だ。今季、韓国リーグ(KBO)では141試合に出場して38本塁打、109打点、打率3割4分7厘、40盗塁。大谷がメジャー史上6人目の達成となった「40―40」(40本塁打&40盗塁)にはあと一歩届かなかったが、「30―30」は、KBO史上最年少で達成した若きスターだ。
20代前半の若手中心のメンバー構成だが、今季KBOで打率3割4分の宋成文(ソン・ソンムン)内野手(28)、同3割3分6厘の洪昌基(ホン・チャンギ)外野手(30)ら中堅組が打線の中心になりそうだ。
投手陣では、郭斌(クァク・ビン、25)が15勝を挙げてKBOの最多勝。鄭海英(チョン・ヘヨン、23)は31セーブで最多セーブに輝いた。20歳右腕の金瑞鉉(キム・ソヒョン)は、22年U―18W杯日本戦で最速163キロをマークして注目を浴びた右腕だ。