MLB公式サイトは11日(日本時間12日)、ロッテからポスティング利用を容認され、メジャー移籍を目指すロッテ・佐々木朗希投手(23)の争奪戦に今永昇太投手(31)、鈴木誠也外野手(30)が所属するカブスが参戦すると報じた。
同サイトによると、カ軍のJ・ホイヤー編成本部長が在任中に掲げてきた目標の一つは「日本からやってくる選手にとって魅力的な球団としての地位を確立すること」だったという。さらに、今月上旬に米テキサス州サンアントニオで行われたGMミーティングで同部長は「我々は日本人選手の順応プロセスについて、いい仕事をするために懸命に努力してきた。日本の市場において、カブスとシカゴ(という街)は本当に魅力的であることを期待しています」と語った。
実際のところ、17年オフにドジャースからFAのダルビッシュ(現パドレス)と長期契約を結び、現在も今永と鈴木が在籍。17年オフに日本ハムから同システムを利用してエンゼルスに移籍した大谷(現ドジャース)がメジャー挑戦を目指していた際もカブスは売り込みをかけていたという。
記事の最後は「カブスは(来年)3月18、19日に東京でドジャースとの開幕戦を迎えるが、鈴木と今永がいることがその(朗希獲得の)一助になればと願っている」と締められていた。朗希の移籍先は来季開幕で対戦するド軍が最有力候補と目されているが、果たして―。