元F1レーサーの片山右京氏(61)が代表を務める日本初のプロサイクルリーグ「JCL(ジャパンサイクルリーグ)」が主催する自転車イベント「三菱自動車MARUNOUCHI CRITERIUM」が10日、東京・丸の内の行幸通りで開催された。
昨年に続く2回目の開催で、ファミリー層に自転車と触れ合う体験を提供するイベント。環境に配慮した電気自動車を展示、会場照明として活用するなど、エコでクリーンなイベントを目指している。
メインイベントのエキシビション(約400m×40LAPS)は、13チーム21選手が出走し、鈴木護(ヴェロリアン松山)が30分5秒で優勝した。2位は香山飛龍(シマノレーシング)、3位は小石祐馬(JCL TEAM UKYO)。スプリント賞は10LAPSが佐藤愛折(弱虫ペダルサイクリングチーム)、20LAPが西尾憲人(愛三工業レーシングチーム)、30LAPが住吉宏太(Sparkle Oita Racing team)だった。
体験イベントは、e-bikeの試乗会や最大45度の急坂登坂を専属ドライバーが運転する4WD車トライトン(三菱自動車)に同乗できる特別体験、廃材の自転車チェーンに色付けをして完成するキーホルダーや廃材チューブを使用した工具袋など、SDGsに取り組むワークショップ「ライトオン~つなごう藍い糸PROJECT~」などが実施された。東京五輪の自転車トラック競技会場を仮想したバーチャルサイクリング「VRoad」には片山右京代表も参加し、会場を盛り上げた。