国際卓球連盟は12日、最新の世界ランクを発表し、女子シングルスは10月のWTTチャンピオンズ・モンペリエで優勝した20歳の新鋭・大藤沙月(ミキハウス)が2つ順位を上げて、自己最高の8位に浮上した。直近のWTTチャンピオンズ・フランクフルトでは準々決勝で陳幸同に1―3で敗れたが、8強入りでポイントを積み上げていた。
日本勢では、同9位にいた2021年東京五輪混合複金メダルの伊藤美誠(スターツ)を抜いて、同5位で今夏のパリ五輪シングルス銅メダルの早田ひな(日本生命)、同6位の16歳・張本美和(木下グループ)に次ぐ3番手に台頭した。
伊藤が順位を1つ落として世界ランク10位の日本勢4番手、五輪2大会団体銀メダルの平野美宇(木下グループ)が、日本勢5番手の同13位をキープした。
上位の中国勢は世界ランク1位の孫穎莎、同2位のWTTチャンピオンズ・フランクフルトを制した王曼昱は変わらず。同大会準優勝の王芸迪が1つ順位を上げて同3位に再浮上。東京、パリ五輪2冠の陳夢が4位に順位を落とし、7位には陳幸同が続いた。