セ・パ両リーグの守備のスペシャリストを記者投票で選ぶ「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が12日、発表され、広島からは遊撃手部門で矢野雅哉内野手、外野手部門で秋山翔吾外野手が選出された。
秋山は、135試合で失策ゼロの守備率10割で外野手部門の最多211票を集めた。西武時代の19年以来5年ぶり7度目、セ・リーグでは初受賞。両リーグでの受賞は史上10人目だった。球団を通じて「昨年次点だった悔しさを実はこっそり持っていました。なので、受賞の連絡をいただいた時は自宅で飛び跳ねて喜びました。それくらい嬉しい賞です。一年間頑張ってくれた投手陣を少しでも助けることができたのであれば嬉しいです。投票してくださった記者の皆さんに感謝します」とコメントした。
今季不動の遊撃レギュラーをつかんで存在感を発揮した矢野は、218票を集め、67票だった次点のヤクルト・長岡に大差の受賞。球団遊撃手では18年の田中以来6年ぶり。「本当に嬉しく光栄に思います。今年で終わらず、また来年も受賞出来るように日々努力して、少しでも投手陣やチームの力になれるように頑張ります。投票してくださった記者の皆さまありがとうございました」と喜んだ。