FC東京は12日、ポルトガル1部ベンフィカと戦略的パートナーシップを締結すると発表した。
同リーグで最多38回の優勝を誇る名門クラブと提携関係を築き、クラブ間で知識、リソースの共有や人的交流を促進していく。
アカデミーのみならず、トップの若手選手がポルトガルでプレーする経験を創出し、年に数回のコンサルタントの来日を通して、フットボール部門全体にベンフィカの専門知識を共有することで、次世代の才能の発掘や育成機会を広げるとともに、強化やフットボールビジネスを含むクラブ全体の発展を目指していくとしている。
FC東京の川岸滋也代表社長は「今回の提携によって、アカデミーの選手に対して質の高いキャリアの選択肢を提供できると思っています。それは、現在在籍している選手たちにとっても大きなメリットですし、クラブの今後のアカデミーへのスカウティングやリクルーティングの活動にも十分寄与するものと思っております。両クラブの知見交換や選手育成での協働を通じて、FC東京としてはアカデミー分野のみならずクラブとしての発展につなげていきたいと考えております」などとコメントした。
また、ベンフィカのクローバル・エクスパンション・コーディネーターのミゲルレイス氏は「FC東京は歴史あるクラブであり、野心、ビジョン、そして育成年代での優れたアカデミー組織を備えています。地理的に離れているにもかかわらず、両クラブは選手育成、タレント育成を最優先事項と考えており、今回の提携にあたり多くの共通点があります」と話した。