【ジャカルタ(インドネシア)12日=金川誉】サッカー日本代表は、26年北中米W杯に向けたアジア最終予選の第5戦となるアウェー・インドネシア戦(15日)に向け、ジャカルタでの練習2日目を行い、選手27人全員がそろった。ここまで最終予選の全4試合で先発してきたFW上田綺世(26)=フェイエノールト=が負傷により不在。最終予選での初先発が濃厚なFW小川航基(27)は「こういうチャンスをしっかりと自分のものにしたいと思ってます。本当に簡単な試合ではないし、簡単に点取れる相手でもないと思ってるんですけど、僕自身この2試合でどれだけ自分が点を取れるか、っていうところがかかってると思っているので、僕自身も期待してますし、楽しみですね」と話した。
インドネシア代表ではオランダ1部でプレーする選手が、帰化選手として数多く加わっており、小川も日々対戦している。「ちょっとどの選手がいるのか、いまいち分かってないんですけど。レベルの高いリーグでやっている選手が相手にたくさんいるっていうのは簡単じゃないっていうことだと思いますし、その中でしっかりと得点を取って、やっぱオランダではちょっと抜けてるってやっぱ言われないといけないと思ってますし、楽しみですね」と続けた。
またNECのチームメート、DFフェルドンクもインドネシアに帰化して代表入りしており、マッチアップの可能性もある。「個人的にすごい仲良くて、チームのテーブルも一緒ですし、外でご飯食べたりとかもあったりとか、人間的にもすごい好きな選手。いろんなジョークを交えて色々話してきたんですけど、こういった舞台で同じチームメートの選手と同じピッチに立てるのはそうそうない機会だと思うし、非常にいい選手なんで。しっかりと彼の情報をチームに伝えたいと思います」とうなずいた。またフェルドンクからは仲の良さから、過激な“ジョーク”も。「なんか蹴るぞ、と言われましたね。もしかしたらセンターバックで出るかも、みたいなことも言ってたんで。そうなったら(NECの)監督も、両方応援するって言っていた。そういった意味でも、みんなが見てくれると思うんで楽しみ」と笑顔を見せていた。