J1浦和のオランダ人FWブライアン・リンセンが13日、さいたま市内で練習後に取材に応じ、今季限りで退団すると同国メディアで報じられたことについて「(言及するのは)時期尚早だ」と話した。
米メディア「ESPN」オランダ版は10日、リンセンの去就について報道。リンセンは「1か月後に帰国する。(浦和との)契約が切れるからだ」と今季限りで契約満了となる見通しを語り、「今のところ、クラブが僕と一緒に仕事を続けたいと思っているかどうかは分からない。その間に、僕の代理人は僕をほしがっている人がいないか探している」などとコメントしたと報じた。
34歳のリンセンは、22年夏にオランダ1部フェイエノールトから完全移籍で加入。同7月の親善試合・パリSG戦で負傷して長期離脱し、今季はけがに悩まされながらも主軸FWとして活躍してきた。
リンセンはこの日、「欧州はいま、リーグ戦が11~12試合目なので、(去就に言及するのは)時期尚早だ」と話した。一方、日本での2年半について「アップダウンがあり、けっこうローな時期もあった。ただ、2年半は非常に素晴らしい経験になった。何事にも変えがたい経験をした」とかみしめた。