10日のJ2山口戦(0△0)で2年ぶりのJ1昇格を決めた横浜FCは13日、横浜市内で練習を行った。昇格を祝して、クラブハウスの玄関には約20台の祝花が並んだ。
祝花には、日本代表FW小川航基が贈ったものも飾られていた。小川は2022年に当時J2の横浜FCに加入すると、41試合で26得点を奪い、得点王とその年に新設されたJ2のMVPを受賞。昨年7月にオランダ1部のNECに期限付きで移籍すると、今年の3月に完全移籍した。
横浜FCに加入後から成績を上げ、日本代表にまで上り詰めた小川。10月の代表練習の際には「(横浜FCの試合は)もちろん見させてもらってる。(9月28日の)エスパ(清水)との天王山もフルで見た。僕自身が一緒にやっていた選手もたくさん出てるので、そういうところから刺激をもらって、僕も負けちゃいけないなと常に刺激をもらってる」と古巣への思いを語っていた。今回贈られた花の中で、いち早く届いたという。
森保ジャパンの一員として小川は現在、インドネシア・ジャカルタにいる。26年北中米W杯アジア最終予選のインドネシア戦(15日・ジャカルタ)と中国戦(19日・アモイ)に向けた合宿に臨んでいる。日本代表はエースFW上田綺世が太もものけがで離脱中であり、アウェーで行われたバーレーン戦(5〇0)とサウジアラビア戦(2〇0)でそれぞれ得点を挙げた小川にかかる期待は大きい。古巣の吉報を力に、日本代表を自身のゴールで勝利に導く。