ニッポン放送の檜原麻希社長の定例会見が13日、東京・有楽町の同局で行われ15日に放送される「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD supported by MIRARTHホールディングス」(金曜・後10時)についての思いを語った。
今回の放送は都内で開催中の「写真展 能登 20240101 ―316days later―」の会場で、公開収録の形で行われた。同写真展は石川県の観光ブランドプロデューサーをつとめるユーミンに写真家の佐藤健寿氏が協力し、石川県と東京都が連携して元日の地震に見舞われた能登の状況を広く発信し復興を応援することが狙い。収録はこの写真展への想いを乗せたユーミンの朗読からスタートした。
ユーミンはかつて、奥能登のシンボルである見附島に足を運んだことも。鐘をついてから波打ち際まで行くと良縁に恵まれるという言い伝えがあることから「独身の女性スタッフが鐘をついてものすごい勢いで海まで走っていったのを思い出します」とほほえましい記憶を振り返りながら「そんなハッピーな思い出があるからこそ、(現状を思って)胸が締め付けられます」と、思いが込み上げ涙ぐむ場面もあった。
番組のエンディングでユーミンは「(写真展に)足を運んでほしいし、支援もしてほしいけれど、それを訴える写真展じゃなくて、見てそれぞれが思う人生、今までの生き方、友達のこと、世界のこと、なんでも心に浮かんだことが、あなたの視点をちょっとでも変えると思う。みんながちょっとでも変わるとこの世界も変わるんじゃないかなと思っています」とメッセージ。檜原社長もこの日の会見で「ラジオもいい内容なんですが、ぜひこの写真展も合わせて知って頂けたら」と呼びかけていた。