嵐の二宮和也(41)が13日、都内で行われた「SUIT OF THE YEAR2024」授賞式に出席した。
「アート&カルチャー部門」を受賞した二宮は、グレーのストライプスーツに水色のシャツで登壇。「この1年間は初めてのことが多くて試行錯誤を重ねたにも関わらず、このような賞を頂けてうれしい」とかみ締めるように言った。
昨年10月、スマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)を独立後、2月にフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜・後9時)のMCに就任し、4月には、大野智、櫻井翔、相葉雅紀、松本潤と共に「株式会社 嵐」を設立したことを発表。7月期にTBS系日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」で主演を務めたかと思えば、来年前期は、NHK連続テレビ小説「あんぱん」で朝ドラ初挑戦する。それ以外にも、「JCB」や「LUUP」のCM出演などいろいろあった。
同賞の受賞理由には「常にエンタテインメント界の先頭を走り、国内外の映画やドラマでは卓越した演技力を発揮」、「SNSなどネットを駆使してファンの裾野を広げるなど情報発信の可能性を模索し続ける飽くなき探究心をたたえます」と記されたが、文字通り活躍の幅を広げた1年だった。
それでも二宮は、止まらない。壇上にて同賞のテーマ「五感」の話題になると、「好きなことをしている時の方が色々なことが入ってきやすくて。セリフ覚える時もゲームをしながらで」とポツリ。山崎貴監督(60)から「ゲームをしながらセリフを覚えるの?」と聞かれ、「監督の(作品の)場合は別ですよ。使って下さい」と猛アピールした。
授賞式後、再び“共演”について聞かれた山崎監督は「日本を代表する俳優の1人。チャンスがあれば。芝居がうまいことはお墨付きですし、包容力がある」と言うと、二宮も「こちらこそ! あ、決まりました。授賞式ですとかフォーマルな場所でしかお会いできていないので、作品の現場に行くだけでも。これを機に色々な世界を見てみたい」。貪欲に、何事も楽しむ姿勢こそ、ニノの可能性を無限にしている。(田中 雄己)