ヤクルトが、国内ＦＡ権の行使を表明した茂木栄五郎内野手（３０）に２年を基本とした複数年契約を用意していることが１３日、分かった。通算７５本塁打と実績のある左打者に対し、交渉解禁となる１５日以降に誠意をもって交渉に臨む。
通算打率２割７分１厘、２９１打点の実績に加えて、本職の三塁に加えて若手時代に守った遊撃と一、二塁を守れる下地もある。
仙台市内の球団事務所に書類を提出した茂木は球団を通じ「楽天イーグルスの関係者の方々、ファンの皆様には感謝しかありません。今後のことは決まり次第、皆様にご報告させていただきます」とコメントした。
今季年俸６０００万円（推定）でＢランクの選手は、人的か金銭補償が発生する。ヤクルトは村上宗隆が来オフにメジャー挑戦の意思を示しており、今後を見据えて“出血”覚悟で補強に打って出る。